OrbMap
OrbMap(オーブマップ)の特徴
- 魚群探査地図(FFM=Fish Finding Map)を見ながら各種機能を操作できます。FFMはプランクトン地図、海洋温度地図(海表面温度「SST」及び中層水温「SSS」)、海面高地図、変温層水深地図、塩分濃度地図、そして海洋気象地図で構成されます。
- FFM上の本船位置、ブイ、過去の漁獲データ等をオーバーレイ(重ね合せ)して、プランクトン濃度、SST等の環境データとの関係を理解することができます。また、SST等温線、SSH等高線、変温層等深線、塩分等濃度線、海流の表示色で表示することが可能でユーザーの見やすい画面にすることができます。カーソル部の情報は「カーソルデータウィンドウ」及び画面下に表示されます。
OrbMapの機能
受信データの自動取り込み | データは電子メールの添付書類として直接本船の電子メールアドレスに配信され、受信後指定のフォルダに保存する必要がありますが、受信電子メールを開封せず、OrbMapソフトを起動させるだけで添付データの自動取り込みが開始されます。自動取り込み完了後は受信電子メールは開封済みとなります。自動取り込みには「Outlook Express」メールソフトが必要となります。 |
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データの発注 | マウスを使用して注文ウインドウのカレンダー、海区マップから本船の希望する海区、開始日を選択するだけで、キーボードに触れることなく簡単に発注電子メールが作成できます。宛先のアドレスも自動で入力されますので、後は電子メールの発信ボタンを押すだけです。 |
海表面温度等温線間隔の設定 | 0.1℃単位で0.1℃から10.0℃の範囲で自由に設定できます。拡大、縮小表示の際に調整して見やすくできます。 |
海表面温度のオフセット | 衛星で観測した海表面温度は様々な要因で実際の温度とずれを生じる場合があります。その場合はオフセットボタンを使用して0.1℃単位で-10.0℃から+10.0℃の範囲で自由に設定できます。 |
SSH等高線間隔の設定 | 0.1cm単位で0.1cmから10.0cmの範囲で自由に設定できます。 |
プランクトン等濃度線間隔の設定 | 1~99の範囲で自由に設定できます。また塗りつぶし機能を利用して250色表示から2~100色表示の範囲で表示色数を変更できます。 |
変温層等深線間隔の設定 | 0.1m間隔で0.1mから1,000mの範囲で自由に設定できます。 |
塗りつぶし機能 | 等温度線、等高線、等濃度線、等深線の間を一色に塗りつぶして分かりやすく表示することができます。 |
マスターキャスト | 配信された各種データに任意で規則を設定し、設定条件を満たす海域を表示できます。 |
イメージカラーのオプション | カラースライダー等でカラー階調を調整することができます。温度差、濃度差、高低差、深度差の少ない海域での表示には特に有効です。 |
拡大、縮小表示機能 | 25%から100,000%まで無段階に拡大・縮小が可能です。3000%以上の拡大表示は主にGPSスーパーステルスブイの探索に利用します。 |
オーバーレイ(重ね合わせ)機能 | 各基本地図に等温度線、等高線、等濃度線、等深線、海流などの情報、及び、本船の位置、ブイの位置等を任意にひとつの画面に重ね合わせ(オーバーレイ)してご覧いただく事ができます。アイコンボタンのON、OFFの操作で表示、非表示を簡単に切り替えられます。 |
カーソルデータ機能 | カーソル位置のFFMデータ、気象データ、位置データを表示します。 |
タイル表示機能 | 1つの画面に複数の地図を並べて表示することができます。例えば、同一海域の現在、過去のデータを並べて比較検討することが可能です。表示した複数の地図はそれぞれ各種機能ボタンが有効です。 |
アニメーション機能 | 蓄積した各種データから1種類を選択し、動きのある画面を表示できます。表示するデータの開始日、終了日はカレンダー画面で任意に設定できます。 |
目的地までの方位と距離 | 開始位置から目的地までカーソルをドラッグして簡単に方位と距離及び開始位置、到達位置の表示ができます。 |
バシメトリー(水深等高線)表示機能 | 1000,2000,3000メートルの水深等高線が表示できます。プランクトン繁殖の環境条件に関係し、魚類の集中する海山を発見するのに重要です。これらの情報には航海図には未だ表示されていないものも含んでいます。 |
GPSインターフェース | 自船の位置を地図上に表示できます。 |
OrbBuoy(オーブブイ)コントロール機能 | GPSスーパーステルスブイ(インマルサットD+ SAT101衛星モデム搭載)の位置情報及びSST情報を各基本地図に表示し、またブイからの報告頻度等をコントロールすることができます。 |
配信サービスの内容
提供範囲 | 全世界海域(N70°からS60°まで) | |
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配信情報サイズ | 魚群探査地図 : 経緯約18度(1,080浬×1,080浬)。海域により若干異なります。 海洋気象地図 : 魚群探査地図より広域で海域により異なります。 |
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配信頻度 | 配信情報の内容 | |
1. | 週1~7回 | 海表面温度(SST)情報及び雲域情報 |
2. | 週1~7回 | プランクトン濃度情報及び雲域情報 |
3. | 週1~7回 | 次の情報を含む海洋気象図 (3~10日分の予報を含む) 1. 熱帯低気圧情報、英文テキスト情報及び航跡 2. 気圧配置図(気圧、方向、速度及び前線) 3. 風向風力 4. うねり(高さ、方向及び周期) 5. 波高 6. アイスエッヂ 7. 衛星イメージ |
4. | 週1~7回 | 表面海流(方向、速度)情報 |
5. | 週1~7回 | 海面高(SSH)情報 |
6. | 週1~7回 | 変温層水深情報 |
7. | 週1~7回 | 中層水温情報(30m/50m/100m/150m/200m/300m |
8. | 週1~7回 | 海洋気象地図サイズ海表面温度(SST)情報、海面高(SSH)、及び、海面高(SSH)データより得られる表面海流推測情報 |
9. | 週1~7回 | 塩分濃度情報 |
10. | 週2回 (配信海域に拠る) |
プランクトン濃度境界線、及び、推奨漁場情報 |
動作環境
動作環境OS | Windows XP SP2 / 7 / 10 |
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CPU | Pentium IV 又は1.8GHz以上のCPU (Core2Duo 2.4GHz以上推奨) |
ハードディスク空き容量 | 60GB以上 |
メインメモリー | 1GB以上 |
モニター | SVGA 1024x768ドット / 256色表示以上 |
グラフィックス | VRAM:32MB / 1024x768以上 (VRAM:64MB以上推奨)(32MB以下の場合、各種オーバーレイ「重ね合せ」機能を利用したまま高倍率の拡大表示を利用した場合には表示されるまでに多少の時間を要する場合があります。容量の選択できる機種をお使いの場合は32MB以上に設定することをお奨めします。表示までの時間が格段に早くなります) |
電子メールソフトウエア | Microsoft Outlook(32bit)(受信した添付データファイルの自動取り込みが可能になります。電子メール受信後、OrbMapソフトを起動させるだけで、自動的に添付データが取り込みされます) *Outlookのバージョンが2016以降の場合、自動取り込み機能機能等の一部の機能がご利用頂けません。 |
通信環境 | インターネット及びEメールが使用可能な環境 |